2012年6月28日木曜日

危険な土地に住む人々

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Jorgeです。

クスコは山に囲まれた町です。
でも、盆地部分はすでに居住者がいっぱいで土地がないため、人口の増加に伴って斜面に住む人が増えてきました。


どうも、ペルーでは空いている土地に家を建てて住んでしまえば、居住権が発生して住人の土地になるようですね。
10年程前にはこれほど山の斜面に家はなかったのですが、最近はどんどん家が増えています。


しかし、斜面に住むには安全上の問題がつき物です。
上の写真を見てどう思いますか?
とても怖くて住めないのではないでしょうか?

このような崖の上や下に建てられた家がやがてどうなるか考えていないようです。
クスコは乾季には地面がからっからに乾燥し、植物も少なくなるため、上の写真のような崖は地面がむき出しになっています。
日に日に斜面が削られていき、地すべりによって家もろとも崩落したり、家の上に土砂崩れが起こったりしているのです。


一昨年、私の住んでいる地区から数百メートルのアルコパタという地区で、数トンの巨大な岩が地すべりとともに家の上に落下し、住んでいた家族9人が亡くなる痛ましい事件がありました。
そんなことがあったにも関わらず、近隣の家では相変わらず人々が暮らしています。
やがて自分の身にも同じことが起きるかもしれないのに、他に行くところがないために引越しをすることができないのです。

 
ペルーは日本の3倍の土地面積があるにも関わらず、住むことのできる場所が多いわけではないのですね。
貧しい人たちは、危険な場所で暮らすことを余儀なくされているのです。



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ありがとうございます!!

2 件のコメント:

  1. 地震が来たら一発でアウトですね•••。
    町の中心にマンションが立てばいいですが、景観が悪くなるし、悩むところですね。

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  2. >kenzo 様
    インカ時代の耐震構造の遺跡などを見ていると、ケチュア族は当時の技術をどこに置いてきてしまったのだろうと感じます。

    >町の中心にマンションが立てばいいですが、景観が悪くなるし、悩むところですね。
    そうですね!
    でも、もし高層マンションなんかが建ったとすれば、住むのはちょっと怖いです・・・(汗

    返信削除